WorKafeの活動の様子をブログ形式で紹介します。
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3月31日は、運営メンバーのうち総務経験者2名で、雇用保険・社会保険についての勉強カフェを行いました。
講師の1人は私なのですが、一般事務の経験しかない私は数年前、部署内で社内結婚したため、夫婦を離すという内規により総務部にぶち込まれました。
私の前任者は、総務部内で後輩にいじめを行っていたため、ところてん式に私に押し出され、別部署へ異動。
私に対し、雇用保険・社会保険について、何か市販の本を一冊置いて行ったのみで引き継ぎは行わず、聞きに行っても一問一答式で答え、必要なだけの内容は教えませんでした。
以来、私はほぼ独学で、書類の規則性に従い、前任者より昔の担当者の記録を見たり、総務部内のブランクのある業務経験者に聞いて何とか思い出してもらい、本社やハロワや健保組合に日々電話し、ネットで調べ、何度も危ない目に遭いながらも(というか社員たちを何度も危ない目に遭わせながらも)3年間なんとか社員たちの雇用保険・社会保険手続きをこなしてきました。
昔の担当者の記録をマニュアルとして発展させ、昨年は雇用保険・社会保険についての社内HPを公開し(HPの基礎を組んでくれた総務部内のシステムエンジニアお姉さん愛してます!あとは日々実にさまざまなことをやらかし私に経験を積ませた社員たちも愛してるぜー)、ついに趣味になってきてしまって今年、社労士試験の勉強も始めました。
そして、もう1人の講師はというと、事務員2名の会社だったところ、同僚が退職していきなり自分1人しか事務員がいなくなりました。
社長が人員補充をしないと決めたため、倍になり専門性も増した業務を1人きりで、プレッシャーのすさまじい状況下で、そして小企業の報連相なし社長によるハンデも加えられながら、会社の顧問社労士や税理士に電話し勉強し、必死に総務の役割を果たして社員を支えてきました。
そんな私たちがこうやって習得してきた活きた知識を、みんなに役立ててあげたいね^^という2人の発想が、今回の企画で結実し、私たちは本当に嬉しいです(*:o;*)
会社では自分の専門分野バリバリの方々も、雇用保険と社会保険を混同しているどころか、自分が雇用保険に入っているということも知り得なかったり、民間の生命保険と混同すらしていたりします。
今回の着地点は「雇用保険と社会保険の違いが完全に明確になり、ライフイベントに応じどういった申請をすればいいのかわかるようになる」ことが目標☆
という大風呂敷を広げていたんですが、とくに学生さんたちには、聞きなれない用語がまず多かったため、すっかりわかる説明とはまだまだ言えなかったようで、すみませんねぇf(^_^;)
常連メンバーの他、サポセンの市民活動を通して知り合った学生さんたち4名と、市民センター各所に配架しているチラシを見て来てくださった新規の参加者様2名(転職中で良い勉強の機会だと思った方、自分の役職ステージについて日々思いを馳せ、WorKafeに興味を持ってくださった方)にも参加いただき、セクションを区切ってゆっくりと持ち回りで音読しながら、そこに講師2人が補足説明を加え、質問を受けながらゆっくりと進行しました。
内容は下記です。
【雇用保険について】
・雇用保険とは
・失業給付について
・再就職手当について
・育児休業給付について
・介護休業給付について
・高年齢雇用継続給付について
・一般教育訓練給付について
・職業訓練校について
【社会保険について】
・社会保険とは(標準報酬月額、保険料率、被扶養者など)
・健康保険について
・健康保険の各種給付(傷病手当金、高額療養費、療養費、埋葬料など)
・産休・育休中の各種給付
・転職に際しての健康保険切替手続き
・後期高齢者医療制度について
・厚生年金保険について
・介護保険について
ひとつでも「何それ」と思った方、レジュメ差し上げますし、質問にも喜んでお答えします♪
参加者からは
「知らないと活用しそびれて損をする制度もあるので、周りの人にも教えたい」
「年齢に応じた制度があるのだなとわかった」
などという感想をいただき、たいへんありがたかったです(*-人-*)
新規参加の方々と出会えたことも本当に私たちにとってうれしかったです^^
また、この日、常連メンバーの方が「成功した人たちの言葉集」レジュメを作って来て配布してくださったのですが、仕事でつねに頑張り抜いてしまう私は、もっとてきとうにやればいいのになどと言われて、「わかってないんだよなあ、まあいいんだけどさっ」と孤独なときが多いところ、成功した人たちはバカすぎるほど頑張り抜いていることがわかり、読んで以来ずっと心の支えになっています(*:o;*)
※注※ 超頑張っていいのは、自己管理できる人だけ!セルフコントロールしきれない人は、頑張りすぎ禁止!
今後は「労災保険について」「年金について」「年末調整について」のテーマでの勉強カフェも予定しておりますので、お楽しみに♪♪
4月の予定は
4/21(土)13:00~16:00 お花見 @西公園
待ち合わせ場所:地下鉄東西線「大町西公園駅 西1番出口」
会費:割り勘(1000円以下の見込み) ※食事と飲み物は運営が用意
必要なもの:特になし(持込みは任意で)
初参加の方も参加できますので、一番下のアドレスにメールください☆
4/29(日)13:00~16:00 @仙台市市民活動サポートセンター
メンタルヘルスについての勉強カフェ(そののち、座談カフェ)
新入社員が入ってきたり、部署異動があったり、なにかとメンタルを失調しやすいそぞろな春の時期に、この講座でしっかり学べば、自分や職場のみんなのメンタルをさりげなーくケアできるはず^^♪
因みにWorKafeの会費システムは、初回参加者と学生さんは参加費無料で、2回目以降は、参加した月だけ、月500円です。
運営メンバー宛の連絡先は
職場の垣根を越えた座談や、普段職場では勉強できないことを知るのは本っ当に楽しいですよ~~(≧ω≦)
皆様、確定申告はもうお済みですか?(というと、このブログを書いているのが2/16~3/15だという体たらくがばれてしまいますね)
会社員は会社で「年末調整」を受けていれば、所得税の過不足は清算されると思っていますが、年間10万円を超える医療費の手出しがある場合や、年間1万2千円を超えるスイッチOTC薬を購入し必須となる健診を受けた人、年金収入もある人(※条件によっては確定申告不要)、所定の団体に2,000円以上寄付した人、住宅ローンを組んで持ち家を買った年の分の確定申告などは、会社員でも行かなければなりません。
私は今夜、泣きながら住宅控除書類の作成やる予定です。(昔から、夏休みの宿題は最終日に泣きながら、天気とかてきとうに書いてたなあ)
因みに、医療費控除を知らず、所得税の過払いを取り戻し忘れてたとか、育児休業給付金は所得とはみなされないので扶養に入れたはずなのに入り忘れてたとかいう場合は、5年前までなら還付申告できます。
社労士見習いの私が、無料で入れ知恵しますので(趣味だから)、お気軽にご相談ください(^o-)-☆
さて!去る1月7日は、WorKafeファッションデーと銘打ち、基調講演とDVD鑑賞の2本立てで、ファッションというテーマを通じ消費文明について考えるイベントを行いました。
~第一部・ファッションヴィクティム・K先生による基調講演『ネット通販詐欺の被害者』~
◇ファッションヴィクティム・K先生 来歴◇
WorKafe初の通販振込詐欺の犠牲者となる。
警察に被害届を出そうとするも煩雑な手続きのため、他の被害届が出て犯行口座が封鎖されていることを確認し、自身は断念。
以後、振込詐欺被害の防止について啓蒙する。
通販での購入については懲りておらず精力的に継続。
詐欺サイトは「他と比べて在庫豊富かつ安価」「口座振込が基本(クレジットだと詐欺サイト側への入金までに、被害者が入金を差し止める余地があるから)」「振込先が会社名でなく個人名」などの特徴があったそうです。
参加者の多くも、普段から通販の便利さを享受しており、警戒心が緩み切っているため、たいへんためになりました。
FVK先生のレジュメ残部、あります。この日参加できなかった方にその後のカフェで配っているので、まだもらえてない方、差し上げます^^
~第二部・『ザ・トゥルー・コスト~ファスト・ファッション 真の代償~』DVD上映~
そもそも、この映画はサポセンにて2017/11/11に開催された『オーガニックを仙台で楽しもう』というイベントで観て、衝撃を受け、WorKafeファッションデーの開催に至りました。
映画では、誰もが着ているファストファッションブランドの安さの裏で、海外工場の縫製労働者が搾取され痛めつけられ、綿花の大量農薬散布で農家が若くして亡くなっており、公害問題が起きている現実が描かれています。
この映画は2013年を描いて製作されたドキュメンタリーで、その後、いくつかのファストファッションブランドはエシカルファッション(環境問題、労働問題、社会問題に配慮した製造・流通方法)に取り組んだようなので、啓蒙の力は大きかったと思います。
≪カフェ参加者の感想≫
Aさん:自分も昔、仙台にファストファッションが上陸した頃、2~3回着て、また買ってしまっていたこともあったが、フェアトレード(発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で取引すること)を知ったりして考えが変わり、消費を自分もあおってしまわないよう、長く着るようになった。たとえ10年でも方向性を変えられなくても、良い方向へ向かっていることが大事。
Bさん:大量散布の農薬を製造・販売している会社が、その土地で健康被害を受けている人に対して医薬品も作って売っており、入れ子構造の搾取をしているのが恐ろしく感じた。
Cさん:低賃金の労働者が増えることにより、安価なものしか買えない層が増え、価格競争があおられ、製造労働者の労働力が不当な低賃金で買い叩かれるという負のスパイラルが起きている。それを止めるために、働く人の処遇改善も直結してくる。
Dさん:ファストファッションでこういった現地労働者からの搾取をしていても、企業のCSR活動といって自然保護キャンペーンを宣伝している会社もある。企業として社会的責任を果たしています、という雰囲気よさげなことをやっている会社の言うことは鵜呑みにできない。
Eさん:労働者から搾取しても「自分たちは仕事を与えてやっているのだから感謝されなければいけない」という発言に、正気を疑った。すぐに一人でどうこうできるわけではないが、まずはこの問題を知れたことがよかった。世界の経済全体の中で、こういった問題があることを知る人が増えていってほしい。
ブログ筆者の私は、いっつも忌憚のないところを書いてしまって恐縮なんですけれども、オーガニックにあまり凝る人は、自己中心的そうなイメージがありました。
(あまりに少量の有害物質でもガタガタ言いそうな人のイメージとして、私が高校の頃、日直が黒板を消していなかったことに傷つき授業を放棄して職員室に戻っていった先生のような、過剰ナイーブ大迷惑野郎のイメージがある。とか言っちゃってすいませんねぇ。)
ところが、オーガニックでない、大量の農薬散布により、農家が若くして死んでいっていることに衝撃を受け、生産する側への配慮の問題だったのかと、それならばオーガニック製品を買うこともやぶさかではないと、すっかり考えが変わりました。
皆さん。職場とご自宅の往復の日々ではございませんか。
日がなデスクの上に注いでいる眼を、職場の垣根を越えて、こうやってたまに広い世界を一緒に見渡せたら幸甚であります。
~2018年3月のカフェ活動日~
3月11日(日) 13:00~16:00
仙台市市民活動サポートセンター 研修室3
内容:座談カフェ
3月31日(土) 13:00~16:00
仙台市市民活動サポートセンター 研修室3
内容:勉強カフェ「雇用保険・社会保険」
運営メンバー宛の連絡先:
workafe219@yahoo.co.jp