3月に入り、少しずつ暖かくなってきましたね。
私は暑すぎもせず、寒すぎもしないこのあたりの時期が一番好きです。
もっとも、花粉症に悩む人は大変だと思いますが…。
さて、3月12日のカフェは昨年11月に行われた「過労死等防止対策推進シンポジウム」のDVDを参加した皆さんで観ました。なんと今回は山形から来られた方もいらっしゃいました。遠い所から来てくださり、本当にありがとうございます!
「過労死防止シンポジウム」とは国民の間に広く過労死等を防止することの重要性について自覚を促し、これに対する関心と理解を深めるため、毎年11月に行われるイベントです。
このイベントは多くの県で行われ、宮城県では「東北希望の会」様が厚生労働省と協力して行われています。昨年のシンポジウムでは、私たちWorKafeも微力ながら協力をさせて頂き、またパネルディスカッションに代表が参加を致しました。
内容は、カウンセラーさんによる過労死を免れることができた人の体験談、そして、カウンセラーさん、当事者、関係者を交えたパネルディスカッションです。
このシンポジウムの画期的な所は、今までの過労死等対策シンポジウムと違い、「どうやったら過労自死を失くす事ができるか」という前向きなテーマであったことだと思います。
そのDVDを観た後、今日参加した皆さんで「過労死を防ぐために自分たちでできることはあるか」など、色々な事を話し合いました。
皆さんの意見を少し紹介すると
・働く人の立場に立てる人が、会社と交渉しないと状況は変わらない。1人1人が声を上げていく。
・過労死になってしまう方々の心理がわかった。
・他人軸(人に振り回される)ではなく自分軸(自分がどうしたいのか)で考え、自らの知性を使い、状況に立ち向かうことが大事
・色々な労働環境におかれている人がいる。自分だけでなく、他の人がどういう大変な思いをしているか、想像力を働かせれば協力し合えるのではないか。
・ひとつの会社のやり方しか知らない若い人は、それが当たり前だと思って体を壊してしまう。
・労働組合では社員は守ってくれるが、非正規は守ってくれなかった。
・自分の問題は氷山の一角で、泣き寝入りしている人が沢山いる。その人たちのために何かできないか。
・「自分軸を持つこと」「会社軸にならないこと」、「自分から動き出すこと」が大事。
過労死や鬱といった問題は私達の決して無関係ではなく、他人事ではありません。
そして、ひとりひとり働く環境は異なり、悩みも多種多様だと思います。
「自分の問題なんて大したことはない」と考えず、仕事で悩んでいる事があれば是非WorKafeに来て、お話を聞かせて下さい。
次回は3月26日(日)14:00 仙台市民活動サポートセンター 研修室2 で行います。