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2017年11月18日 過労死等防止対策推進シンポジウムin仙台に参加して

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2017年11月18日 過労死等防止対策推進シンポジウムin仙台に参加して

皆様は、過労死しそうになったことはありますでしょうか?
因みに過労死とは、過度な労働負担(パワハラ等含む)によって脳血管疾患や心疾患で死に至ったり、自死に至ったりすることです。
私も、危なかったときがあります。

私が部署異動となった際、私の前任者もローテーションにより他部署へ異動したのですが、その前任者が引き継ぎをほぼ行わず、質問しに行っても一問一答でしか答えないため、異動後の私の残業時間は月100時間を超えました。
当時の管理職も管理ができない人間であったため、私に対して「うまくやれ。前任者は手際が良かった」と驚きの発言をするのみで、なのに私の歓迎会など催そうとするので、私は「引き継ぎ体制が不備でありながら、”歓迎”ですか?私自身は、出席しません!」との意思表明をし、ひと悶着起こしたりもしました。
(結局は、その部長と和解し出席しましたが。まあ、私も、客観的にみるとなかなかの狂犬ではある)

そんな日々が続き、ついにきれた私は前任者を呼び出して、考えていたことをぶちまけた。
という事件がありました。
(それは宇宙のビッグバン。私の職場における引き継ぎ体制へのはたらきかけは、そこから始まった。)
私が過労死するか、または、きれた私が前任者を棒棒鶏の鶏肉のように指で細切れに引き裂いてごまドレッシングでもかけていたら、管理職諸賢、どうなさっていたおつもりだったのでしょうね^^

以来私は、もう二度と同じような目に遭う同僚が出ないように、職場での業務ローテに目を光らせ、しっかりした引き継ぎの大切さを訴え続けています。
市民活動をする人には、「自分と同じ思いをする人がいないよう」という初期衝動が原点となっている人が多いです。

過労死ゼロを目指す団体で、過労死遺族、過労死しそうになってそこから脱する途上の方とその家族、そして彼らのサポーターによる会である「東北希望の会」さんも、その思いが活動の原点となっています。
https://www.karoushitouhoku.com/

「過労死等防止啓発月間」である11月の18日、その「東北希望の会」さんらが厚生労働省主催のもと、メディアテークで過労死等防止対策推進シンポジウムin仙台を開催されたので、勉強大好きな我らWorKafeからも多くが参加しました。
因みに全都道府県で開催されますし、来年も必ずあるでしょうから、今年聴講しそびれたあなたも来年行けば大丈夫ですよ^^
(というよりも、東北希望の会さんから宮城会場と福島会場のDVDいただきましたので、WorKafeで上映会やります!)

今年は、過労死にまでは至らなかったとしても、本人や家族が10年も20年も引き続くダメージを受けることがあるというコンセプトで開催され、モンスタークレーマーによるPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんだ方の事例が紹介されました。

その方は営業職で、何時間も激怒しながらの叱責(内容は言いがかり)を受け、その取引先のモンスタークレーマーによって退職届まで書かせられました(実際、退職はしなかった)。
会社はその方を見捨てて単独で対処させ、「一人で謝罪に行けないなら奥さんを連れて行け」という理不尽な指示を出し、妻もおかしいとは思いながらも夫が心配で謝罪に同行してしまい、夫婦は何時間も皮肉と罵声と苦情を浴びせられ、土下座させられました。
それ以降も、夫は毎日のようにモンスタークレーマーから呼び出され謝罪参りが続き、食欲がなくなり大量の寝汗をかき、朝に新聞を読んでも頭に入ってこないなどの症状が出始め、ついには休職に至り、そこから何年も抜け出せていません。

休職する前、夫が心配で「妻は一日中携帯電話を持ち、夫の帰りを待つが、仕事に行き続ける夫に腹が立ってきた」、休職1年後から夫が物にあたったり、会社の上司などを罵り何年も会社への恨みを言い続け「夫が壊れてしまったのかと怖くなった」、夫はうつになり、妻も精神を失調し土下座のフラッシュバック、不眠、悪夢、貧困妄想に苦しめられるという心理が、まざまざと語られました。
会社のせいで、家族にまでもいかに重篤な苦しみがもたらされるかということが、本当によくわかりました。
そしてこれは誰にでも起こりうることで、単独で苦しまないで、東北希望の会さんなり我らWorKafeなり他の相談ダイヤルやら社会的窓口なり、とにかく早く!悩みを打ち明けて悩みを薄めることが肝要です。

後半のパネルディスカッションでは、昼も夜も非正規で働く女性のひとり親家庭で、子どもに心因性のぜんそくが現れ不登校にもなり、家族相談員の方が母親本人の希望を取り入れて医療事務に転職できるよう支援したところ、子どもの不登校が治ったという事例がとくに印象的でした。
労働問題改善のための取り組みは我らWorKafeの本懐でありますから、労働問題が改善すればHAPPYになる個人や家族が増えるということで、当然、我らの鼻息も荒くなります!

・・・そして毎年恒例のシンポジウム終幕のミニコンサート、今年の高橋研さんは、いやーかっこ良かったです!^^
WorKafeのツレ達が次々とメディアのインタビューを受ける中、蛍光黄緑のトップスとヒョウ柄のボトムで頭悪そうな私にはいっこうに意見聞いてくれないので「ぷん」て感じでしたが、研様のおかげで機嫌すっかり直りましたことをここに御礼申し上げます。

長々と書きましたが、悩みは単独で抱え込まないで、早く打ち明ければ薄まるし、改善も早くなりますので、私たち、働く人によるお悩み相互解決サークルWorKafeも、あなたを待ってます^^
私もその辺の社労士様に比べてそこまで遜色はないつもりですし(おおっと!大きく出たねぇ。)、労働組合のプロや法学部学生による支援もありますので、相互解決とはいいながらも、まあ安心してこちらを頼ってください^^

次回のカフェ
2017年12月24日(日)13:00~16:00 @仙台市市民活動サポートセンター 研修室1
では、過労死等防止対策推進シンポジウムin仙台のDVD(111分)を上映し、意見交換する予定ですので、是非お越しください☆
サポセン様にこたつがなくてすいませんねぇ。
でも飲食自由ですし、ボリボリと尻をかくも自由、アットホームな雰囲気は出しますので。
初参加の方は
workafe219@yahoo.co.jp
にご連絡いただけますと嬉しいです。

因みに、12/2福島会場のDVD(53分)も、過労死遺族の小学1年生による「将来博士になってタイムマシンを作り、お父さんが死ぬ前の日に行って、仕事で死んだらあかんって言う」という詩で私は泣いてしまい、みんなに見せたいので、そのうちこちらも上映会しますのでね。

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プロフィール

WorKafe(ワーカフェ)

仙台で活動する労働者サークルです
労働者、大学生、主婦などが参加しています
HP http://workafe.nomaki.jp/index.html
メール workafe219@yahoo.co.jp
主な活動場所 仙台市市民活動サポートセンター(http://sapo-sen.jp/access/)